こんにちはクルテクです。
子供に絵本を読み聞かせたいのに全然集中してくれない。興味を持ったかと思うと自分でページをめくってしまい、すぐに最終ページになる…
そんな内容でお悩みの方は意外に多いのではないでしょうか?
私の息子も自分で指先が器用に扱えるようになってきてからは、自分で絵本のページをめくります。
中には10枚ほどある絵本のページがまだ途中なのに、息子の手によって強制的に最終ページに飛ばされるという事も頻繫に起こっていました。
でも下記のことを行ってみたところ少しずつ絵本に集中してくれるようになりました。
- 絵本を読むタイミングを決める
- 絵本を読む環境を整える
- 赤ちゃんが好きな絵本を読む
- 絵本の数にはこだわらない
- 赤ちゃんを椅子に座らせる
読み聞かせをしたいけど全然集中力が続かずに困っている、という方はもしよろしければ参考にしてみてください。
ではそれぞれ詳しくみていきましょう。
赤ちゃんが絵本に集中してくれない時の対処法
最近では「知育」のために絵本を読み聞かせされている方も多いと思います。でも実際に赤ちゃんに絵本を1冊読ませようと思うと、なかなか大変なのです。
絵本を読むタイミングを決める
私はお昼寝の前(昼食の後)と夜の寝かしつけ前に絵本を読んでいます。オムツを替えて、歯を磨き、絵本を読んでから、寝るというのが現在の「ルーティーン」になっています。
タイミングを決めることによって「次は絵本だな」と赤ちゃんのほうでもリズムがついてくるので、絵本に集中しやすくなります。
また人間は何かの知識を頭に入れた後しっかりと眠ることで、脳が情報を整理してその知識を定着させてくれるそうです。これは大人でも子供でも同じなので、絵本は寝る前に読むとその効果が最も高くなると言われています。
ただし、赤ちゃんがどうしても眠い時には無理して読むことはしません。そういう時には当たり前ですが睡眠を優先させます。
絵本を読む環境を整える
周囲におもちゃがあると気が散ってしまうので、絵本を読ませる前にはおもちゃを片付けてから絵本を準備するようにしています。
そして読む絵本も事前に決めて、テーブルの上に並べます。
例えば「今の時間はこの4冊を読むよ」という感じです。
そう伝えてから開始すると息子のほうでも「今日はこれか。さて、どれから読んでもらおうか」と吟味しているようにも見えますし、絵本に意識が集中しやすくなります。
赤ちゃんが好きな絵本を読む
これは言い換えると赤ちゃんに「ウケる」絵本を読むということです。
でも「それが分かれば苦労しないんだよ!」という声もあるかと思いますので、おすすめの絵本を紹介します。やはり赤ちゃんの集中力を保てる効果があるなと感じたのは定番の名作絵本でした。
特に下記の3つは本当に集中して見ます。
だるまさんシリーズ
だるまさんシリーズは「だるまさんが」「だるまさんと」「だるまさんの」全てにおいて、1歳4カ月の息子は素晴らしい集中力を見せます。
どれも1冊読み終えるまでしっかりとページを見ています。本当にこの作品は完璧な引き算のもとにできた、無駄のない絵本だと思っています。
いないいないばああそび
この絵本は「いないいない~」の瞬間、キャラクターの顔がめくれるようになっています。赤ちゃんがそれを自分でめくりたくて興味をそそります。これも最後まで集中してみています。
はらぺこあおむし
これはちょっと例外です。この絵本は長いし文字も小さいので、まだ1歳では最後まで全然集中していられません。ですが絵のカラフルさとあおむしが食べた食べ物のページに虫食いの穴があいているデザインが面白いようです。
これは1歳でも自分から「読んでくれ」と持ってくる絵本です。
そして、ここからは私が最近知ったおすすめの絵本です。
きんぎょがにげた
いいとこ いくの
これは最近図書館で発見した絵本です。子供の落書きのようなかわいいタッチで書かれていて温かみがあります。何よりボールが跳ねる音や椅子が歩く擬音を読んだら1歳の息子が爆笑して「ハマった」絵本です。
でもこちらは古い絵本なのかAmazonにも楽天にもありませんでした。参考までに書店のホームページを掲載しておきますが「品切れ中」となっています。もし図書館で見かけたら是非借りてみてくださいませ。
とてもかわいい絵本でした。
絵本の数にはこだわらない
毎日絵本の読み聞かせを5冊やろう!などの目標は素晴らしいのですが、そうは簡単にいきません。なぜなら赤ちゃんから「今日は同じ1冊を5回続けて読んで欲しい!」などと言ったリクエストが急に入るからです。
赤ちゃんって「同じ事の繰り返し」が好きですよね。実際、最近ではたくさんの絵本を多く読むことよりも、1つの絵本を繰り返し読んであげることのほうが脳の活性化に良いと言われています。
大人だと「こんな短い絵本を何度も読んで飽きない?」と思ってしまいますが、赤ちゃんはそもそも絵本の内容を十分に理解出来ていないので、1冊をじっくりと、何度も繰り返して読むことによって、理解が深まり、どんどんその絵本が好きになっていくのです。
なので家に置いておくものは数冊で十分で、あとは図書館などを利用して赤ちゃんのお気に入りを見つけていくのがいいかと思います。
赤ちゃんを椅子に座らせる
1歳が近くなってくるとママの膝の上ではじっとしていられずに自分で手を出して絵本に触ってきたりします。でもそれだと絵本に集中出来ないので、赤ちゃんを椅子に座らせて絵本を少し離した状態から見せるのがいいです。
いわゆる「紙芝居」を見させているような形ですね。機嫌の悪い時にはダメですが、これで赤ちゃんは目の前の絵本に集中出来ます。
絵本を読み聞かせる時の注意事項
赤ちゃんが絵本のページを勝手にどんどんめくってしまったり、自分から持ってくるのは絵本に興味がある証拠です。
しかしそのままの状態で放置してしまったり、周囲のおもちゃにも気が散ってしまう状態だと、絵本は「ただめくって遊ぶもの」もしくは「破って遊ぶもの」だと勘違いしてしまいます。
なので絵本を読む際にはできるだけ、読み手が抑揚を付けて読んだりするなど、赤ちゃんがより絵本に興味を持てるようにきっかけを作ってあげるといいと思います。
無理なく読み聞かせて親も絵本をたのしもう
いま既に赤ちゃんのお気に入りの1冊があるならばそれを毎日寝る前に読むなどして、少しずつ習慣化していければいいですね。
特に0歳~1歳までの間は多くの絵本を読ませるよりも、赤ちゃんが気に入った1冊をじっくりと何度でも読み聞かせるのが大事だと思います。
それに絵本は今の我が子がどんなことに興味があって、何がおかしくて、何に笑ってくれるのかを知れるよい材料になります。絵本を通じて親子の時間も楽しんでみてください。
では皆さまも良い時間をお過ごしくださいませ。
それではまた!