こんにちはクルテクです。
昨日の金曜日ロードショーでは「魔女の宅急便」が放送されていましたね。
子供の頃は魔女の宅急便の魅力は黒猫のジジが可愛いことと、ほうきで空を飛ぶことへの憧れに集約されていたのですが、自分が社会人になり色んな事を経験した後で見ると、違った魅力があることに気付きました。
それは何かというと、
トンボがいい奴すぎる
ということです。
でもトンボってどんなキャラだっけ?と言う方もいると思うので、さくっとトンボについて振り返っておきます。
トンボとは?
トンボは主人公である魔女のキキが故郷を離れて、海の見えるコリコと言う街にやって来た時に出会う少年です。
トンボのトレードマークは大きな黒縁メガネと赤と白のボーダーシャツ。いつでも明るくて少しお調子者な男の子です。移動手段は自転車でとてもアクティブな性格をしています。
まだ引っ越してきたばかりで友達のいないキキからすれば、人懐っこく、街でも人気で、友達の多いトンボは羨ましい存在でもあります。
原作ではキキより1歳年上と書かれています。13歳で魔女は一人立ちするするというのが魔女の掟なのでおそらくトンボは14歳ということになります。
個人的には14歳でこれだけ人間完成していたら、成人した時にどんな素敵紳士になるのか妄想がとまらないぜって思いました。
では実際、トンボのどんなところに魅力を感じるのか見ていきましょう。
心にじーんときたトンボの名言
個人的なトンボの名言はこの2つです。
「才能を生かした仕事だろ。素敵だよ」
これはキキが突然魔法が使えなくなって飛べなくなり、落ち込んでいる時にトンボがキキにかけてあげる言葉です。
落ち込んでいる時にこんなに前向きに自分の仕事を肯定してもらえたら、嬉しくないですか。
真っ直ぐに自分が頑張っている仕事を認めてくれる存在って、温かいなと思いました。
そして個人的なトンボの名言第1位はこれです。
「君も大変だったね」
このセリフの背景を簡単に説明しておきますね。
トンボはキキをあるパーティーに誘い、夜にパン屋まで迎えに来てくれます。でもキキは当日あいにく雨の中での配達となり、ずぶ濡れとなってしまった上、約束の時間に間に合わずパーティーには行けませんでした。
キキがお店に帰ると店番をしていたオソノさんが「遅かったわね。あの子、随分と待っていたのよ」と伝えてくれるので、キキもトンボが長い間待ってくれていたことを知ります。
そして数日後、オソノさんの計らいで配達をきっかけに再会したキキとトンボ。
キキは当日のことを説明し素直に謝るのですが、トンボはキキを責める言葉も、自分がどれだけ待っていたのかということも一切言いません。
そしてただ一言「君も大変だったね」と言ってくれるのです。
なんて優しいんだ…!
あんなに雨の中で待ちぼうけされたのに…。
いい人。トンボ本当にいい人。
私は自分がトンボの立場だったらこんな風にさらっと相手のことだけを考えて、こんなに優しく言えないなと思いました。
子供の頃は気付かなかったのですが、トンボってとても素敵な人だと思います。
例えばアシタカのような機敏さもないし、ハクのようなミステリアスな感じもない。
何なら全部オープンだし、ひょろひょろだし、変に絡んでくるし、特別にかっこよくはないですよね。
でも不思議と一生一緒にいたいなと思えるのはこんな人だったりします。
と、今回はトンボの魅力を熱く語ってみました。
では皆さまも良い時間をお過ごしくださいませ。
それではまた!