こんにちはクルテクです。
妊娠期間も終盤となり、あと少しで赤ちゃんに会える。でもその前には「陣痛」を乗り越えないといけない。陣痛ってどれだけ痛いのだろうか?こわくてたまらない…と心配されている方へ向けて、私の体験を共有します。私はコロナ渦で初めてのお産を経験しました。最後までわりと落ち着いて出産に臨むことができ、助産師さんに「冷静だったね」と褒められました。
陣痛の痛みを例えると?
よく鼻の穴からスイカを出す感じとか言いますよね。でも私の場合にはお腹というより腰回りがとくかく重くて、痛かったです。本当に生理痛を一層重たくした感じでした。これから下腹部も痛くなるのかな?と思いましたがそんなことはなく、私の場合にはずっと腰回りが痛い感じで陣痛は終わっていきました。でも決して痛みが軽かったという訳ではなく、前駆陣痛がかなりはっきりしているタイプで3日3晩痛くて横になれず、出産当日まで座った状態で昼も夜も過ごしていました。
陣痛を上手に乗り切る方法
私は出産日が近づくにつれて「陣痛 乗り切る ポーズ」とか「出産ドキュメンタリー
」とかをネットやyoutubeで検索し、情報収集をしまくっていました。それによって自分の中で陣痛のハードルをあげていきました。そのため本番が来ても「きっともっと痛くなる。本番はこんな痛みではないはず」とずっと思っていたので、意外と痛みに耐えられました。陣痛に前向きに立ち向かうにはどれだけ自分が「陣痛」について知っているかということなのです。
息を「吐く」ことだけに集中する
助産師さん曰く人間は息を「吸う」ことは本能で出来るようです。でも痛みに気がとられてしまい呼吸が乱れてしまうと「吐く」ことが、おろそかになってしまいます。そのため私も陣痛本番は“息を吐く”ことだけに集中しました。痛みの波が来たらとにかく、ゆっくり、長く、息を吐きます。そして痛みが引いていくのを待つ。これだけです。陣痛はずっと痛い訳ではないのです。痛みの波があります。その波を逃すことに集中していれば、自然とお産の時間に近づいていきます。
無理せずに頻繁に助産師さんにマッサージしてもらう
助産師さんのマッサージはほんっとうに素晴らしいです!一瞬で陣痛の痛みがやわらぎます。辛い時には無理をせず助けてもらい、マッサージやテニスボールを当ててもらい痛みを柔らげてもらいましょう。
自分が一番楽な姿勢でいる
人によって楽な姿勢が違います。私は陣痛中は痛くて横になれなかったので、寝るときも痛みに耐えている時もずっと座った状態でした。それが一番楽な姿勢だったのです。家ではソファーのベッドで座ったまま眠り、陣痛室ではベッドの背を起こしてもらって夜もベッドに座った状態で寝ていました。
あとどれくらいで生まれますか?という質問をしない
この質問の答えを知っているのは赤ちゃんだけです。助産師さんから言われたのですが「全てのタイミングは赤ちゃんが決める」のだそうです。私もこの痛みはいつまで続くのかと思いましたが、それを考えたら心が折れてしまいそうだったので考えるのをやめました。意識するのは呼吸だけです。それだけに集中していれば全部終わります。
赤ちゃんも自分と一緒に頑張っているのだと考える
自分だけではなくて、我が子も命をかけて頑張っているのだと常に考えることです。赤ちゃんも産道を通るときは一瞬心拍が下がります。本当に赤ちゃんも命懸けでお母さんに外に出てきます。「一緒に頑張ろう」という気持ちで陣痛に向かうと前向きな気持ちになれます。
他人と比べない
自分が陣痛に苦しんでいる時、陣痛室に他の妊婦さんも来るかもしれません。私は夕方17時半頃に入院となったのですが、22時過ぎに来た2名の妊婦さんが私より先に出産しました。聞いたところその方々は2人とも経産婦さんでした。それに比べて私は初産。やはり経産婦のお産の進みは速いようです。しかも私は翌朝8時になり朝食が運ばれてきてもまだ生まれておらず、その朝食を見た時無性に悲しくなったのを覚えています。お産の進み具合は人それぞれなので、周りを気にしてはいけません。
体力を維持するためのコツ
痛みを呼吸で逃がすというのは結構体力を消耗します。なので休める時にはしっかりと休んでおきましょう。
陣痛中の食事は食べやすいものを
陣痛中は痛くてご飯がほとんど食べられません。久しぶりにつわりを思い出しました。ちなみに私は前駆陣痛の時に一度痛みで吐いてしまいました。(これを見て陣痛が余計に怖くなってしまったらスミマセン…)そのためウイダーのようなゼリー飲料や、軽いサンドイッチなど食べやすいものを用意しておくと便利です。
陣痛中でも眠気がきたら寝ておく
陣痛中に寝てしまうと痛みが遠のく気がして気が引けるんです。でも眠くなってしまう…。そういう時は無理せずに寝てしまっていいようです。お産のために体力を温存しておく必要があるのですね。
完全破水したらラストスパート
完全破水がきたら痛みの感覚が大きく変わります。表現するならば“下痢を我慢しているのに1km先のトイレまで歩いて行って下さい”と言われている感じです。伝わりますかね…?少しでも力を入れたら、もう頭が出そうな感じに切り替わるんです。
分娩台では氏名などを聞かれる
分娩台は結構高さがあるので最後の最後に大きなお腹で飛び乗るイメージです。そして分娩台に乘ったら人違いでは困るので氏名を確認されます。もう出そうなのに答えるのは結構大変です。
声はあげすに目は開けたまま力む
声を出すと余計に痛いと聞いたので私は分娩台の上でもただひたすら「息を吐くこと」に集中しました。そして目をつぶって力むと顔面が内出血してしまうので、目を開けたまま力みます。イメージはサンシャイン池崎の「イエっー--!!」です!
おまけ小話
こうして私は初産ながらも分娩台に乗ってから30分で生まれました。それまでが長すぎたので、自分としては3日間痛み続けた感覚でした。
そして妊婦中に私自身が気になっていたことについて、実際に経験したので最後に書いておきます。
会陰切開は痛いのか?
麻酔をしてくれるのでそれほど痛くありません。陣痛の終わりの見えない痛身に比べたら本当に屁でもありません。陣痛を乗り切れたなら、全然受け入れられます。
赤ちゃんの顔を見たら痛みは吹っ飛ぶはウソ
赤ちゃんを抱いてもやっぱり痛かったなと思います。陣痛の痛みは忘れません。でももう一人子供が欲しくなります。それくらい子供は面白いし、可愛いです。
陣痛中は音楽を聴く余裕はない
私は闘志が湧いてくる曲を「陣痛乗り切りプレイリスト」として作成しiPhoneに入れていました。でもそのプレイリストを陣痛中に再生することはありませんでした。陣痛中は音楽を聴いている余裕なんてなかったのです…。
コロナ渦での立会い無し&面会無し出産を経て思ったこと
私はこれが初産だったのでこんなもんかな?という感じで、特に寂しいとは思いませんでした。むしろ誰も会いに来ないので産後のボロボロな身体をしっかりと休めることが出来て、気楽でした。ただ自分の子供なのに産後すぐに会えなかった夫は少し可哀想だなと思いましたね。
出産は人生に何度もあることではありません。
一生忘れられない日になると思います。
今妊娠中の方々が幸せなお産を迎えられることを心から願っております。
それでは皆さまも良い1日を。
それではまた!